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発達が気になる子の現役ママ、
ばらたろです。
息子のおかげで、毎日がスペシャルで刺激的です。
日課は、息子の裸踊りへの合いの手です。
このブログでは、平熱さんの著書『特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方 』を、発達が気になる子の現役ママが読んだ感想をご紹介しています。
“発達が気になる子”を育てていると、ダークサイドに飲み込まれること、ありませんか?
「何度言っても、伝わらない。」
「ダメだとわかっているんだけれど、他の子とくらべちゃう。」
「将来、私が死んだあと大丈夫かな・・。」
心配や不安に襲われて、お先真っ暗みたいな感情になる、あれです。
定期的に暗黒サイドの住人と化す私にとって、この本は“灯台”のような存在です。
わが子の子育てに正解はないけれど、暗闇のなかで優しく光を示してくれる、そんな本です。
しかも、クスッと笑えるユーモアと一緒に。
笑いやユーモアって、ネガティブな気持ちを軽くする効果があるんです。
この本は“発達支援”というむずかしい話を、とてもわかりやすく説明してくれます。
お茶漬けくらい、サラッと入る。
むずかしい本を開くと、眠くなる人におすすめ。
もくじ
現役ママが読んだ感想『特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方 』平熱先生
私は、平熱さんのことをX(旧Twitter)で知りました。
アイコンのイラストのゆるさ、発信にユーモアと温もりを感じました。
今のあなたの苦しさが、今のあなたより苦しい人がいることで否定されちゃいけない。
— 平 熱 (@365_teacher) February 19, 2024
このむつかしい話わかる?
平熱さんの本は、はじめて読んだのですが。
とても簡単に読めて、わかりやすいです。
特に私が気に入った内容を2つご紹介します。
改めて考え直す、子どもが「自立する」の意味って??
子どもに自立してほしい!
これは、私がいつも口にしている言葉です。
・・でも、そもそも自立ってなんだ?
「自立」を辞書で調べると【ほかの援助や支配を受けず、自分の力で判断したり身を立てたりすること。ひとりだち。】と書かれています。
一方、平熱さんのいう「自立」はちがうんです。
今の自分が「できること」と「できないこと」を知ったうえで「できること」を増やし、「できないこと」を多くの人やモノに助けてもらいながら生活する力。
わたしたちは「全部ひとりでできる」必要なんてありません。「できない」ことを知り、それを伝え、助けてもらえる力だっておなじくらい大切です。
「できないことが多い」=「自立できていない」じゃない
自分で「できないこと」が多いことと「自立できていない」はイコールじゃない。
「できたほうがいいこと」はその子によってもちがうし、時代や環境によっても変わります。
頭をピコピコハンマーで叩かれた気分でした。
息子の「できないこと」が目について、自立できないのではと不安になってばかり。
でも、できることと同じくらい、助けてもらえる力も大切なんですね。
あと、時代や環境によっても変わるっていうのも印象的でした。
とりあえずスケジュール管理は、
音声認識サービスのアレクサに任せる!
私のNo,1!「困った行動をゼロにすることにこだわらない」
私がいちばん心に残ったのは、
「困った行動をゼロにすることにこだわらない。少なくなっていればオッケー。」
という考え方です。
息子が何かできても、できなかった時の方が目についてしまうんです。
でもそれ、息子だけでなく私自身にも言えることでした。
生きていると、あれが出来なかった、また失敗したと、自分自身の困った行動に目が向きがちで、よく凹みます。
息子を叱った日や、家でイライラした日なんか、最悪の気分です。
でも、ひとまず自分自身の困った行動が少なくなったかで判断すればよいんだと。
そしたら、少しだけ心が軽くなりました。
息子にも、自分自身にも、もう少しゆるくいこう。
平熱先生のいる特別支援学校はどこ?!私が通いたい!
「特別支援教育は全人類に有効!」と断言する平熱先生。
この本を読んで、当初は息子に活用したいと思っていましたが、私にも有効なんです!!
「ダイエットしたいなら、そもそもお菓子を買わない」
とか、もうドンズバです。
平熱先生のいる特別支援学校はどこ?!私が通いたい!!!
あらすじ『特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方 』平熱先生
X(旧Twitter)で人気の特別支援学校の教員をしている平熱先生が書いた、初の著書。
この手の話は、ほんとうにむずかしい本が多いけれど、この本はとても分かりやすいです。
発達につまずきのある子どもたちと、そのまわりにいる大人のみなさんのために、
特別支援教育をベースにした「困った!」を小さくするヒントが満載。
将来子どもたちが社会に出たとき、たくさんの人やサービスに助けてもらいながら、
少しでも自立して生きていくために。
いっしょに生活する大人ができるサポート、知っておいてほしいことを、
むつかしい話やきれいごとは一切なしで、精一杯書きました。「どうしてできないんだ!」ではなく、
平熱『特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方』
「どうやったらできるかな?」を考えてく特別支援教育って最高じゃない?
特別支援学校の教師、平熱先生って一体何者なの??
平熱先生は、X(Twitter)上で情報発信をしている特別支援学校の現役の先生です。
優しくコミカルな語り口で、わかりやすく特別支援を教えてくれています。
書籍を複数出版しています。
いつだって「この子をどんな子にしたいか」じゃなく「この子はどんな子なんだろう?」から始めたい。
— 平 熱 (@365_teacher) February 17, 2024
このむつかしい話わかる?
学術的な難しい話が知りたい人には、物足りないかも
平熱先生の本は、とにかく初心者にわかりやすく伝えてくれる本です。
逆に、学術的な難解な話が読みたい方には、物足りないでしょう。
実際、発達に特性のある子向けの本を数冊読んでいる私からみても、
「あ、これ聞いたことある。」
っていう内容が、出てきました。
でも、それがよかったです。
一度聞いたり、一度読んだくらいで出来るようにはなりません。
大事なことは、何度でも形を変えて聞くことで定着します。
1回読んでできたら、苦労しない~。
最後に:私が平熱さんを信頼できると思た理由
発達が気になる子に向けた書籍はたくさん出ています。
そのなかで、私がこの本を手に取ったのは、平熱さんが信頼できると思ったからです。
そう思った箇所を、最後にご紹介します。
特別支援教育の総本山は「この子はどんな子?」です。
それなのに、わたしはこの本を手に取ってくれた方がふだん関わっている子のことを、1ミリだって知りません。
この矛盾をどうか許してください。
ひと口に「発達が気になる」といっても、困りごと、得意なこと、苦手なこと、性格や体力が千差万別だってことは、身に染みてわかっています。
だからせめて、わたしが関わってきた特別支援学校の小学部から高等部までのいろんな子どもたちを思い返しながら、なるべく多くの場面やアプローチを想定し、ヒントを詰めました。おなじような方法や、おなじような例え話も意識的にたくさん使いました。
大事なことは、繰り返し伝えないといけないんです。
平熱『特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方 』
ここまで、平熱さんの著書『特別支援教育が教えてくれた 発達が気になる子の育て方 』をご紹介してきました。
私自身も、目の前のわが子はどんな子なのかな?と、日々見つめていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。