もくじ
子どもが多い父島
朝7時30分頃「おはようございます!」という、子どもの元気な声が大村地区で響きます。
子どもたちの登校時間です。
父島には子どもが多く、週末は海に家族で遊びにきている子どもをよく見かけます。
父島・母島で合計400人以上の子どもがいるそうです。
保育園~小中学校、高校まである
ある島のパパさんは、
「保育園の幼馴染が、そのままスライドで同級生になったから安心なんだよ。」
と話してくれました。
私も幼稚園の幼馴染が中学校まで一緒だったので、その安心する気持ちはよく分かります。
同じ思い出を共有できる長年の友人がいるって、素晴らしいと思います。
ただ、なじめなかった時、かなりしんどいよな~とも思いました。
自然豊かな環境での子育て
世界自然遺産に登録されるほどの自然の中でのびのび育つことは、何よりも大きな価値だと思います。
海で島の子どもたちと一緒に遊ぶ機会が何度かありました。
子どもたちは、みんなイキイキと島の自然について教えてくれます。
魚やカニを捕まえて見せてくれたり、生き物の名前を教えてくれたり。
砂や石で創作するなど、創造力フル回転!!!
海も山も川も、最高の遊び場であり学び場ですね。
気になる、高校卒業後の進路
島の子どもたちは、高校を卒業すると、そのまま島に残る人もいれば、本島に進学する人もいます。
ずっと島で暮らしてきた子どもたちにとって、緊張の船出でしょう。
巣立ちは親として心配なことが多いものですが、島の人々と島の自然に鍛えられた子どもたちは、本島でもたくましく生きていくのでしょう。
なんだかこの日は、島の子どもたちを見ながら感傷的な気持ちになりました。