移住を決める前に知ってほしい、小笠原移住のデメリットをご紹介します。
先にお伝えしておきます。
小笠原移住には、たくさんメリットもあります!!
離島最高!小笠原移住のメリットしかし、どんなことにも、良い点もあれば悪い点もあります。
また、メリットの反対がデメリットだったりします。
同じ芸能人に対する印象でも、「元気でよい」という人もいれば、「うるさくて嫌」という人もいますよね。
小笠原移住も同じです。
あくまでの個人の感想として、受け取っていただければと思います。
もくじ
島にないもの・島で出来ないことは無限にある
小笠原にないもの・小笠原でできないことを
数えたら、きりがありません。
「好きな店で買い物をする」
「アミューズメントパークで遊ぶ」
「家系ラーメンを食べに行く」
小さな離島なので、都会にあるもの・都会でできるものを
求めると「ないない病」にかかります。
「ない」ことを数えても、いいことは「ない」です。
今の自分にとって絶対に譲れない
ものは、別ですけどね。
不便なことは多い
本島での生活に慣れた人が小笠原に住むと、
不便に感じることは日常的におこります。
物資は週1回しか届かない
小笠原の不便さの代表といえば、本島との行き来が週1回しかないことです。
物資も、6日に1回しか届きません。※繁忙期は週2回
島のスーパーの棚は、船の入港日から段々と空いた棚が目立ってきます。
たまに、台風や悪天候で船の入港が遅れると、さらに数日物資が届きません。
本島で当たり前だと思っていたことが、当たり前ではないと痛感します。
不便なことは日常茶飯事
不便な事例をひとつご紹介します。
筆者はメガネを着用しているのですが、小笠原にはメガネ屋がありません!
これには衝撃でした。
父島に住む時に、メガネ1本とコンタクトレンズを持ってきていたのですが、
1本しかないメガネの枝が折れてしまったのです!!
父島中を探し回り、島の人にも聞いてみたのですが、メガネ屋はありませんでした。
結局、接着剤でとめてつかいました(笑)。
不便さは、工夫でカバー!
本島の緊急時にすぐいけない
本島に住んでいる方が離島に移住すると、
今までの交友関係から距離的に遠のきます。
そのため、本島にいる親族や友人にもしもの事が
あっても、すぐに駆け付けることができません。
海外移住者レベルの
不便さですね。
生き物が多い(虫・カエル等)
●羽アリ・ゴキブリ・その他多数
大自然ゆえ、虫は多いです。住居にも入ってきます。
「羽アリが大量発生する」
「ゴキブリが多い」
ネットでは虫が苦手な方のコメントが目立ちます。
筆者自身はド田舎出身だからか、何とも思いませんでした。一方、首都圏出身のパートナーは、部屋に虫が入ってきたり、ましてやゴキブリを見かたりすると、叫び声をあげていました。
この点は、許容範囲の問題なので、個人差があります。
●カエル
島では夏の一定期間中、大きいカエルをたくさん見かけました。
小港エリアの方では、道路で車に潰されたカエルの姿をよく見かけました。
島民の方から「自宅の排水溝に詰まっていた」なんていう驚愕エピソードも耳にしました。
●ノヤギ
島には昔家畜だったヤギが野生化した、ノヤギが生息しています。
筆者自身、何度か遭遇しました。
ノヤギ達は群れで行動しており、道路に大量のフンが落ちている時もありました。
こういう点も、小笠原ならではだと思います。
※ノヤギは島の固有種を食べてしまうため、駆逐作業中
許容範囲は個人差あり
私自身3ヶ月間の滞在期間でも、これだけの動物・虫に遭遇しました。
ド田舎出身の筆者でも、カエルの大きさと数には驚きました。
これらの許容範囲は個人差だと思うので、無理強いしません。
苦手な人から逃げにくい
人間関係について、小笠原のメリットは「みんな顔見知り」とあげました。
一方、これはデメリットにもなりえます。
関係がうまくいかない・苦手な人がいる場合、距離を保って生活することがむずかしいです。
都会であれば会わずに済むような場面も、小さな島のなかでは行動範囲がかぶってしまい、全く会わずに過ごすことはできないでしょう。
また、トラブルが発生した場合は、島内のウワサとして広まるなど、小さなコミュニティならではのデメリットとなります。
小さな田舎の村に移住した方から
こういうことはよく聞きます。
物価が高い
小笠原諸島は、本島から物資を運びこむため、物価は高いです。
それでも、国から補助されているので、すごく高くはありません。
筆者はド田舎出身なので、地方のローカルスーパーと同レベルか少し高いくらいの値段だなと感じました。
また、ネット通販を利用した場合「別途離島料金」を徴収され、送料が高い事が多いです。
ただし、ネット通販のAmazonで会員になると、Amazonプライム会員は月額500円で送料無料!
最南端の離島小笠原でも送料無料です!!
これは非常に便利で、島民の多くも利用しています。
人によっては移住して、トータルの生活費や安くなる場合もあります。
くわしく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
小笠原の物価は高い?生活費は?物価検証!医療が乏しい
小笠原には、診療所しかありません。
うけられる医療も「必要最低限」といった内容です。
妊婦さんは、本島の病院で出産することをすすめられるレベルです。
今読者の方は元気で健康かもしれませんが、いつか病気になった時、小笠原ではみてもらえない可能性があります。
その場合、また本島に引越さなくてはいけないのです。
このデメリットは、必ず意識しておきましょう。
健康であることが
必須条件の島なんです。
死ぬまで住めるか分からない
先ほどのデメリット「医療が乏しい」とも関わりますが、小笠原には老人ホームが1件しかありません。
入れる人数にも限りがあるのです。
「小笠原に移住して、老いて、施設に入って、一生を終える」
このプランが達成できるのは、ほんの一握りの住民だけなのです。
ゆえに、老後住みなれた小笠原を離れ、本島に移り住むことになる可能性は、あります。
この点は、よく考えておくことをおすすめします。
特に、定年退職後のセカンドライフ
の場所として考えている方は、
よく考えてみてください。
自分の目で確かめに行こう!
筆者が感じたデメリットをご紹介してきました。
「ちょっと移住やめようかな・・。」という気持ちになった方は、ぜひ合わせてこちらの記事も読んでください。
離島最高!小笠原移住のメリットメリット・デメリット両方知ったうえで、自分はどうしたいか考えてみてください。
そして、一度自分で小笠原にいってみてください。
行かないと分からないメリットもデメリットもあります。
筆者は小笠原にいったことで、心底気に入りました。
あなたの感想もぜひ教えてください☆
お読みいただきありがとうございました。
小笠原移住ガイド 移住までの6ステップ